まさか文字恐怖症の再来?
今日も一日中、本を読んで過ごしました。これで3日。のめり込む所あり、読み飛ばすところありの状態ですが、予定より少し遅れている程度で進んでいると思い込めるくらいに進んでいる、と思っています。
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会社員生活最後の7年間、僕は朝から深夜まで他人の文章を猛スピードで読みながら過ごしていました。そんな生活の中で感じたのが、いわば“文字恐怖症”のような症状でした。
文章を読むことに苦痛を感じたことなど一切なかったのに仕事以外で文字は読みたくない」と感じるようになり、ついには新聞でさえも読まなくなってしまったのです。
会社を辞めて“文章という怪物”とほとんど接しない仕事についてからも約2年間は文字そのものにも嫌悪感を抱く生活が続きましたが、ある日突然「字が書きたい」「言いたいことを文字にしてみたい」という感情が押し寄せ、このブログを始めたわけです。
もともと、恥ずかしいほどの拙文しか書けなかった人間が突然文章を書こうとしても人に伝わるような文章が書けるわけでもなく、字を書くことだけを楽しみにして毎日続けてきたわけです。
そんな時代から数年経ち、今では「読んだり、書いたりしないと暮していけない」生活に戻っています。とはいっても拙文なのは変わりませんが…。
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自分から進んで始めたこととはいえ、ここまで集中した本読みのあとには読書拒否症に陥るような反動がくるのではと感じています。まだ3日だし、時間を決めて休憩を取るようにもしているので大事はないと思いますが、それでも「青空が恋しい」「冷たい風に触れたい」といった感情がチラチラと頭の片隅に浮かんでくることがあるんです。
さあ、もう少し。危険信号に気をつけながら、与えられた能力以上のことを望まずコツコツと本読みを進め、一夜づけの半可通ぶりを発揮できる日を待ちます。
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