スローライフとは違う
緊急事態宣言後初めての週末
すったもんだの末スタートした緊急事態宣言が出てから初めての週末。ニュースを見る限り街は静かになっている、ようです。
なぜ“ようです”というのか。それは僕が一日中家にいたから。能動的には何も出来ない僕にとっては、家で静かにしているしか手立てが見つからないんです。
自然と共に穏やかなリズムの中で過ごす生き方をスローライフといいますが、それとはまったく違う、ある種、別世界のなかで感じる静けさのなかで生きているように感じ始めています。
まだ始まったばかりで、闘いはここからが正念場だというのに、すでにウイルスだけではなく、諸般の見えない敵と向き合いながら生きていくしんどさを感じてしまうなんて、オマエはなんと情けない人間かと呆れています。
静かに侵食が進む爆発的な感染蔓延と、先延ばしで済ませようとしているようにしか感じられない政治。経済の最前線や医療現場から緊迫した声が聞こえて来ているというのに、とそれを受容することを良しとしない態度を取る人々。
このままいくと日本はウイルスを媒介として、正と負の波長が複雑に入り混じった恐怖と混乱の時を迎えてしまうのではないか。今年後半のオマエはどうやって生きていくんだ。そんなネガティブな発想まで浮かんできそうです。
過去に引きずられることなく、気持ちと発想の切り替えをするべき時が来たようです。
※《緊急事態宣言が出て以来、疑問に思っていた言葉遣いについて。
宣言が出て以来ずっと僕は「発令」されたものだと思っていましたが、録画を見ると総理は「発出」とおっしゃっていました。
【発令】命令・辞令などや警報を出すこと。発した者が責任を負うことが前提。
【発出】命令や指示ではなく、単に表すこと。発した者の責任は問われない。
一部のメディアでは問題視していたようですが、鋭さゼロの僕はおかしいなあとしか思っていませんでした。
その是非はともかくとして、このブログでは「発令」と「発出」を使い分けて表記していきます、あしからず。
[0411 - 3449]