長いようで短かった日々のあとで
とうとうこのブログも11年目がスタートした。当初はこんなに続けることになるとは思ってもみなかったが、振り返ってみると、ここまでの10年間は長いようで短い日々だったように思う。
「石の上にも3年」ということわざだって経験値、つまり振り返りから出た言葉である。未来を見通したときには途方もないこととしか考えられなかったことでも、いざそこに到達するとそれまでの艱難辛苦の軌跡が凝縮されたり、上澄みだけが残ったように感じるのと同じようなことが私の中に生まれているのかもしれない。
同時に、物理学で使われる「時空のスパイラル」が交錯して、何かをきっかけにして時間が転移したのかとも感じている。その何かは自分でも分からないが。
ともあれ11年目である。毎日1回、テーマを定めず、気持ちの赴くままに“その日その時、感じたことを感じたままに”しぶとく。
ある種、生存証明的な意味合いも込めて書き続けよう。
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