∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ そう言われても、ウーン ≡≡

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努力しますとしか応えられない

 昨日だったろうか、感染症対策の専門家の方から「会食時もマスクを着けて」という発言があった。
 つい先ほどは都知事から「少人数・小一時間・小声・小皿・小まめにマスクと換気と消毒」という発表もあった。

 とりあえずは「なるほど、そうだったのか」と言っておこう。しかし、考えれば考えるほど難しい動作である。たとえば4人で飲み屋に行ったと仮定してみよう。
・まず店に入ったら座る前に手洗い・消毒を済ませる。
・換気が行き届いているかどうかを確認し、寒くてもコート姿のままで過ごす。
・席につく時は自分の正面に誰も座らないように気を使う。
・酒を飲む時とツマミに手を出す時以外はマスクを着ける。
・小声で乾杯をして、個食に徹し、そそくさと店を出る。
・飲み足らない時は何軒もハシゴする。
 こういうことだろうか。安直に想像すると「飲み会は、若い人たちだけで、定食屋でサクッと」ということにならないだろうか。年寄りが昔のことを思い出しながらひとつの鍋を囲んでワイワイいこうなんて考えてはいけないようだ。
 飲み会の途中にタバコが吸いたくなったらどうすればいいんだろう。喫煙室に誰もいないことを確認してから一服すればいいんだろうか。

 コロナ禍が逼迫した状況にあるということは理解できる。しかし、本音で言えば「理解はするけれど、納得はしない」である。飲食店関係者なら「勘弁してくれよ」と言いたいところだろう。この恐怖から抜け出すためには、とにかくやってみようという境地に立たないといけないんだと自分に言い聞かせるしかないのかもしれない。

 ところで。根っこの根っこでコロナと直面している政治家や官僚はどういうプランを提案するつもりなんだろうか。
 今のところ、私企業や個々人の行動に委ねる発表ばかりが目立ち、国だけが出来る資金や優遇措置などコロナと共生するための具体的な政策は発表されていないのだが、どうなっているのかがやけに気に掛かる。イメージ戦略には限度があると分かっているだろうに、どうなっているんだろうか。
 手遅れにならないうちに的確な施策を打たないと“内在している緊張や不安”が“相手を特定しない怒りや混乱や反動”につながると思うのだが、いかがだろう。

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