∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ オッ高校野球か! ≡≡

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例年は風物詩程度だが、今年は

 2年ぶりに夏の甲子園が始まった。

 まず、コロナ禍ど真ん中だから中止しようと消極的に考えず、開催するためにはどうすればいいのかを積極的に模索し続けた大会運営陣と、感染予防策を徹底しながら、出場出来ないまま卒業していった先輩のためにも必ず出場しようと厳しい練習に耐えてきた選手たちの両者に敬意を捧げたい。

 私にとっての高校野球は“風物詩”程度のもので、どこが優勝したとかどんなプレーがあったかという野球ファン的な見方をしたことはない。自分が通った高校が「参加することに意義がある」程度の学校だったからかもしれない。

 そんな私だが、今年の夏には“風物詩”以上の関心をもっている。センバツはそうでもなかったが、夏の大会が行われることが決まって以来、どんな大会になるのか、運営はどうするのかなど別角度からの興味が湧いてきていた。

 政治と国際的な圧力に押し流され、臨機応変な対応に戸惑い続け、まず最初に自己保身を図ることに終始したオリンピック・リーダーたちと比べ、今の高野連には、大きな違いがあると思っている。
 特に、視線が選手やブラスバンドなどの関係者に向いていて、主役をないがしろにして周囲をキョロキョロ見回していないところが決定的に違っているのではないだろうか。

 コロナと共存する大イベントには運営者には強い決意と緻密な計画が求められるが、同時に視線がどこに向かっているかも大切な要素のひとつだと思う。そして観客は、その欠かせない要素をどこかに感じ取りながらイベントを見つめている。

 私にとってこの夏の甲子園は勝敗よりも運営そのものになりそうだ。

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立秋』の候‥残暑厳しいなかにも秋の気配を感じ始める頃。
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