朝夕の肌寒さに秋を感じる頃
今日からの2週間あまりは二十四節気の『寒露』。温暖な地域でも、日中と朝夕の寒暖差が目立つようになる秋真っ只中。一年のうちでもっとも快適に過ごせる季節がやってきた。この頃が終わる頃には冬の到来を感じ始める。
『暦便覧』には「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と記されている。
街路樹が色づき始め、北の国からは渡り鳥が飛来してきたりと、自然が衣替えし始める。東京でも、不忍池や洗足池、井の頭池などには渡り鳥がやってきて、羽を休めながら子育てに励み始める。着々と舞台設定が整い、秋ならではの風情が味わえる絶好の季節到来である。
とはいっても実際には「食欲の秋」や「旅の秋」「芸術の秋」「読書の秋」など感性を刺激する事象を存分に楽しめる時期と言ったほうがいいかもしれないが。
冬に向かってコロナ禍がどうなっていくか未知数だが、そうは言っても、せっかくの季節である。羽目を外さない程度に季節の移り変わりを味わいたいものだ。
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『寒露』‥朝夕の肌寒さ。紅葉。渡り鳥。そして食欲の秋
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