∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ ブラスバンドの練習音 ≡≡

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まるで宣言解除を祝うかのように

 ブラスバンドが練習しているのだろう。近くの中学校の前を自転車で通り過ぎようとしていたらプワン、ホワン、ヒュー……という金管楽器特有の大きな音が聞こえてきた。
 いつもなら騒音対策で窓を締め切って練習しているので、こもった音が微かに聞こえて来るだけなのに、今日はわざと窓を開けて音を出しているような気配だった。

─いやまてよ。そういえばブラバンの練習音、ここしばらく聞いていなかったぞ。そうだ、コロナ禍が蔓延しはじめた頃からだ─

 コロナ禍が落ち着き、緊急事態宣言も解除されたので、やっと練習も再開したのだろう。
 生徒たちは「久しぶりにみんなと一緒に音が出せる」と喜んでいるはずだ。そんな久々の全体練習、ひょっとすると部員たちが「再開出来たのだから、迷惑かもしれないけれど大きな音を出させてほしい」とお願いを出したのかもしれない。
 おそらく顧問の先生も黙認したのだろうし、ご近所の方もややこしいことは言わないだろう。逆に“コロナ明け”だからと歓迎しているはずだ。

 コロナ対策として厳しい制限を敷いていた学校にも活気が戻ってきた。

 街に人が戻ってきたことより、学校に活気が戻ってきたことのほうが嬉しいと感じているのは私だけではないだろう。よかった。本当によかった。

 

 このまま感染が抑えられたままであってくれればいいのだが。
 ウィズコロナの時代に求められるのは「感染予防は怠らず、時と場合を選んで自由を満喫する」という姿勢なのかもしれない。

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寒露』‥朝夕の肌寒さ。紅葉。渡り鳥。そして食欲の秋
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