∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 終わってみれば ≡≡

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こうなると、
改憲論議へまっしぐら、か

有権者自らが世代交代と新陳代謝の引導を渡してくれた自民党は、議席数は減らしたものの、キッチリと“絶対安定多数”を確保した。
野党共闘議席を確保しようとした立憲民主党議席をゴッソリと減らした。
・独自路線を突き進んだ日本維新の会はドドーンと議席を増やした。
野党共闘に疑問を呈した票が流れ込んだ国民民主党とれいわ新選組はチャッカリと議席を伸ばした。

 総選挙の最終結果が予想できるように開票作業終盤まで待ったつもりだったのに、朝起きてみるとガラッと情勢が変わっていた。
 簡単に言えば、自民圧勝、立民惨敗、維新に期待と、野党の勢力バランスが変わっただけで終わってしまった総選挙だったようだ。
 地盤堅固と見誤った結果、天罰が下ってしまった候補者や、“批判のための批判”は聞き飽きた感の強い政党は当然だとして、付け焼き刃の野党共闘 対 地道な政治活動の差がこの結果を生んだと言ってもいいのかもしれない。

 マッ、結果は結果。受け入れざるを得ないが、唯一心配なのは、コロナ禍で沈静化していた憲法改定論議である。
 安倍・麻生両氏に気を使いすぎている岸田氏のことである。絶対安定多数を確保したからには、改憲という難題に突き進まないことには収まりがつかないだろう。

 経済再生法案を大盤振る舞いでさっさと終わらせたあと、できるだけ早い段階で、キナ臭いばかりで純粋さの欠片も感じない、改憲論議に取り掛かって、強行採決国民投票案を議決する。そんな道筋が準備されているような気がしてならない。
 多数決の論理にどこまで世論が食い込めるのかを試される時に備えて、心の準備をしておいたほうが良さそうだ。

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霜降』‥秋の最終章。澄み切った冷気に包まれ霜が降る。山粧う
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