∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 日割りでシャンシャン ≡≡

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党派を越えた国会議員の基本
「その一」は
既得権益の修正は最小限で

 例の文通費の取り扱いが、領収書や金額についての問題には触れず、支給金額を日割りにするだけで決着しそうな気配が濃厚になってきた。

 まさに「既得権益を手放す時は最小限に」という党派を越えた国会議員の鉄の掟を見た思いがする。

「領収書を添付してすれば、議員自身の“お財布事情"が露わになる」。
「金額を減らせば、余剰金は党へ寄付するという“上納金”が減ってしまう」。
「かといって、何か手を打たないと国民が納得しない。ならば、支給金額を日割りにして終わらせよう」。

 見事なまでに単純明快な論理展開である。ルールを決めたのが議員なら、修正するのも議員という環境があればこその展開である。ひょっとすると、取り組む姿勢さえ見せておけば、あとは守るべきものを守ることに徹してどこが悪いと考えている先生もいるかもしれない。
 いずれにしても、毎月、領収書なし・使い放題のご褒美がいただけるなんて、羨ましいかぎり。きっと“後ろめたさ”なんて吹っ飛んでしまうのだろう。

 世論との摺り合わせで金額を少し減らしたり、使用目的の厳格化を盛り込んだりするかもしれないが、それだって最小限だろう。

 せっかくの機会だから、私企業の仮払金のような精算システムを取り入れて「お金にキレイな政治家」に近づけばいいと考えてしまう私のほうがおかしいのだろうか。
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[season12/1118/24:45]
立冬』‥冬間近。小春風と競い合っていた木枯らしが冬を運んでくる
photograph:ikenohata, ueno, tokyo
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