∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 仕事納め ≡≡

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「良いお年を…」の声を聞きながら
一年を締めくくる

 12月28日。会社勤めの方のなかには「今年の仕事は今日で終わり。長いようで短い年末年始休暇に入る」という方も多いことだろう。
 コロナ禍が始まる前なら、仕事らしい仕事は昨日で終わらせて、今日は大掃除、それが終われば軽い納会を済ませて夜の街へ繰り出していた人も少なからずいたはずだ。
 以前、私もその一人だったが、そんな生活から卒業して10数年。今では、いつが終わりで、いつが始まりなのか判然としない生活リズムが板に付いてしまった。

「良いお年をお迎えください」

 今年一年を締めくくる特別な日にはこのフレーズがよく似合う。
 年の瀬の慣用句として行きつけの店や顔見知りの人たちとも交わすフレーズだが、仕事仲間と交わす場合は特別な響きを醸し出す。

 一年間、懸命に働いた仲間たちに送る「おつかれさま」代わりのエールだったり、「リフレッシュしてまた会おう」という願いだったり、「やっと終わった」という安堵の声だったり。なかには「今日で卒業だ」という人だっているかもしれない。
 一人ひとり想う事は違っても、一年間のシメを飾るフレーズは、明日も頑張ろうという意味合いが見え隠れする「おつかれさま」よりも、みんなでクールダウンの気持ちが強い「良いお年を…」のほうが心地いい。

 私にとって今では縁遠い言葉のやり取りだが、それでも、このフレーズを聞くと一年の終わりを意識してしまう。これがも「染み込んだ何か」というもののひとつなのだろうか。
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[season12/1228/24:20]
冬至』の候‥一陽来復。陽の光が伸びるにつれ陽の気が戻ってくる
photograph:SKY, downtown-tokyo
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