∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ キャットフードがない! ≡≡

準備が遅れ、大騒ぎ。
「腹ペコオヤジ頑張るの巻」

 夕方、猫軍団の夕食を作らねばと思い、カリカリごはんの袋を出そうとしたところ、大変な失敗に気が付きました。

 ないんです。大切なキャットフードが底を付いていたんです。

 いつもと違うぞと感じたのか、ごはんが出てきて当然と思っている“腹っペらし”の猫4匹がニャーニャーと鳴きはじめたんです、
 食餌係としては、若干慌てながらも、微かな期待を抱きながらストックを探しましたが、ないものはない、わけです。

 こうなると仕方ありません。私のことを見つめたり、大声で語りかけてくる彼らを残して自転車でひとっ走り。いつものペットショップで、いつもの銘柄を買って、大急ぎで帰宅しました。

 すぐさま準備を再開しましたが、いつもと違う展開に戸惑っている彼らのうるさいこと、うるさいこと。4匹全員がそれぞれに「お腹がすいた。ごはんちょうだい」と叫び続けたんです。

 それぞれにドライフードにウェットフードをコーティングした“定食”を出して、やっと鳴き止んでくれましたが、その後も私のそばから離れなくなったうえに、何度も“おかわり”を要求してくるんです。
 何が何でも事態を沈静化させないことにはこの場は収まらない。満足するまでお付き合いさせてもらおうと決めた私は、自分の夕食を後回しにして、ご奉仕させていただきました。大正時代に一世を風靡したスラップスティック・ムービー風に言えば「腹ペコオヤジ頑張るの巻」です。

 今、静かな時間が戻ってきて思うのは「準備を怠るべからず。食欲は何物にも勝る」です。

 ゴメンな。これからは気をつけるからね。
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[season12/1012/25:40]
寒露』‥冷気が漂い、草木に冷たい露が降りる頃。冬鳥の第一陣。
photograph:AIRFLIGHT by SKYMARK AIRLINES:HND to UKB
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