6日間連続で前週同日の
新規感染者数を上回る
今日、東京都のコロナ新規感染者数は1588人。前週同日の数字より216人増えました。新規感染者数が2桁まで減少した県もあるが、総数では前週同日より増加している。
ことわざに「一葉落ちて天下の秋を知る」という言葉がある。意味は「物事のわずかな前兆を見て、その後の大勢を予知することを例えたもの」とされている。6日間連続で新規感染者数が前週同日より多くなっている事実を当てはめてみるといささか物騒なことになる。
昨日までは、2度の三連休や“開国”した途端に急増しているインバウンドからの感染もあるはずなので、いわゆる下げ止まりと考えることも出来ると判断していたが、さすがに6日間となると捉え方が変わってくる。
この状況が感染拡大の兆しだとしたらどうなるのだろう。また“振り出しに戻る”ことになる。
人間は突然逆境に放り込まれると一気に緊張感を高め、周囲にも過敏な反応を示すようになるが、いざそれが続くと“逆境の日常化”が起こって緊張感は薄らいでしまう生き物である。
その本性はコロナ禍でも同様。感染の波を重ねれば重ねるほど緊張感も警戒感も薄らいでしまう傾向にある。
一葉落ちての慎重さで次の感染拡大に備えるか、それとも、慣れ始めた最低限の予防策で突っ切るか。あるいは、これまでの感染拡大時に身に付けた方法に戻るか。
もし明日も増加傾向が収まらなければ“振り出しに戻る”準備をし始めたほうがいいのかもしれない。
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[season12/1017/24:50]
『寒露』‥冷気が漂い、草木に冷たい露が降りる頃。冬鳥の第一陣。
photograph:AIRFLIGHT by SKYMARK AIRLINES:HND to UKB
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