年の瀬のお参りでいただいたのは
観光客が発する元気、でした
年の瀬のお参りに浅草寺と三社神社に。やっと人が戻ってきた境内はあと少しで2年半前の混雑状態に戻りそうな気配でした。
お参りよりも、人が戻ってきたことのほうが嬉しくて、ちょっとだけ、周囲をキョロキョロ。外国人も戻ってきたようだけど、それ以上に若い人が多いなあと感じながらお参りを済ませて宝蔵門に向かうと、好例の『羽子板市』が行われていました。なるほど、これがあるから若い二人連れが多かったんですね。
そんな縁日を横に見ながら、私は干支の手ぬぐいを買いに「ふじ屋」(正確には「染絵てぬぐいふじ屋」)へ。伝統工芸士だった先代が調えていた頃に買いはじめ、もう30年近く買い続けている手ぬぐいです。今年だけ手を抜くなんてことは出来ません。代替わりして頑張っているお嬢さんの絵柄は今年も穏やかで上品なもの。来年は撫子色の地にうさぎが戯れている横位置の手ぬぐいが一年我が家を飾ってくれることになりました。
店を出てからは、勝手知ったる横道ルートを使って“混雑界隈”から脱出しましたが、それでも人が……。どこへ行っても人だらけの浅草の原風景が戻ってきたようです。
それにしても増えましたねえ、人手が。コロナ禍ど真ん中の頃は、怖いほどひっそりとした浅草がここまで賑やかになるとは思ってもみませんでした。よかった。本当によかった。やっぱり、浅草には人の賑わいが似合います。これだけで元気になったような気がします。
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[season13┃18 NOV. 2022┃19:10 JST]
『大雪』‥大雪の予感。師走日和。冬ざれ。お歳暮。大掃除。
AUTUMN LEAVES:nezu-jinja, nezu, bunkyo city
Photographed on 23 DEC. 2021