岸田総理のウクライナ訪問
アメリカのバイデン大統領が飛行機でポーランドに飛び、そこから電車で10時間掛けてウクライナのキーウを訪問した。ロシア側に事前通知されていたとはいえ、電撃的な訪問である。
ウクライナ支援を続けている国々から見れば大きな成果だ。とはいっても、戦争の長期化やNATO各国への戦闘拡大など大きなリスクをはらんだものだが。
それはそれとして。日本はどうするのだろう。先日から岸田総理のウクライナ訪問が話題になっているが「警備上の問題で難しい」という話や「検討はしているが決まったものではない」という公式発表以外は浮上していない。いわば答えは先送りになっているわけだ。
私はこの官房長官の発言は、ひとえにスケジュール調整と機密保持を目的としたものだと見做している。つまり、アメリカ大統領が訪問したのに行かないわけにはいかないが、国会とG7の準備次第ということだと確信しているのだ。
NATO諸国もアメリカも戦地に赴いた今、国際的な視点に立てば、日本だけが行かずに済ませるわけにはいかない。
アメリカが訪問するのを見届けた今、「大統領、どうぞお先に」という義理立ても果たした。あとは“いつ行くか”だけである。遅くとも雪解け時期までというのは間違いないと見ているのだが。
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[season13┃21 Feb. 2023┃12: JST]
┃PLUM TREE(ume)┃
Yushima tenjin, Bunkyo city Photographed on 01 Feb. 2021