∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 1年経った≡≡

2022年2月24日
ウクライナは戦火のなかに

 2014年3月。ウクライナはロシアによる侵攻によってクリミア半島を失った。

 そして、2022年2月24日。

 ロシアによるキエフ侵攻によってウクライナは再度戦火に包まれることになったが、あれから1年経った今、戦火はますます深刻なものになっている。
 祖国の存在を強く意識したウクライナ国民はゼレンスキー大統領をリーダーとして、愛する人たちを避難させながら、ロシアとの戦いに勇敢に立ち向かうことを選んだ。同時に自国の独立性を確保するためにロシア語の使用を止め、キエフはキーフ、オデッサはオデーサと改名された。
 また世界各国に支援を頼み、EUNATOへの加盟も申請した。

 今、世界中の自由主義諸国は、武器供与・資金提供・生活物資支援・避難先確保・ロシアへの経済制裁などありとあらゆる方法でウクライナを支援することで戦いを収束させようと活動している。

 だが、ウクライナの将来は未知数のままだ。

 イデオロギーや経済的な利害関係が生んだ代理戦争の様相が鮮明になった今、このロシアによるウクライナ侵攻は、どちらかが諦めるまで続く長期的な戦争に様変わりしたと言っても差し支えないだろう。

 世界中の人々が「自由や平和とは何か」「真実の見極め方とは」などを改めて考えるようになった今、世界は大きく動きはじめている。

 そんな今、直接戦いに対峙していない我々に求められているのは、戦略や戦術の先にある理念や支援のあり方、そして思想統制の禁止などについて模索し続けることではないだろうか。

 ウクライナに平和を。世界に安寧を。

 来年の今頃、この侵略が歴史の1ページになっていることを切望する。
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[season13┃24 Feb. 2023┃11:30 JST
┃PLUM TREE(ume)┃
Yushima tenjin, Bunkyo city Photographed on 01 Feb. 2021