∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 台風6号・7号 ≡≡

大型・Uターン・ジグザグ・停滞ほど
やっかいなものはない
……被害が最低限で留まりますように

 沖縄や南西諸島に大きな被害を与えた台風6号は進路を進め、8月9日の昼間近の時点で九州南部に接近している。まだ風雨が激しすぎて被害状況の把握もままならないようだが、これだけ激しい風雨が通り過ぎれば大きな被害が出ないワケはない。沖縄の大規模停電のように「手も足も出ない」状況だって起こりうると考えていたほうがよさそうだ。
 台風6号は、沖縄本島付近を通り過ぎたあと、Uターンして奄美諸島方向に進路を変えた。直進していれば被害も抑えられただろうし、サプライチェーンの隔絶も起こらなかったはずだ。しかし自然はそんなに甘くなかった。Uターンしたあとジグザグに進むという最悪の進路を取った。しかも人が歩くようなスピードでだ。

 そんななかで今度は、台風7号が本州めがけて進んできている。今度は直進してくるらしい。天気予報によると、ちょうどお盆あたりにどこかに上陸するようだ。

 東京で暮らし始めた頃、神戸で生まれ育った私は「東京の人たちは台風を甘く見ている」と感じていた。
 大きな台風が来れば、がけ崩れや浸水、公共交通の運休、停電など、何が起こってもおかしくない地域の暮らし方と比べると、なんと悠然としているのだろうと感じていたワケだ。

 時代が変わって自然災害への対策と予防は飛躍的に進化したが、それでも私の「台風=最大の警戒」という信条に変わりはない。50年近く東京で暮らしていてもだ。
 もちろん、自分の生活に影響がない進路を取っている場合でも、心のどこかで他人事と考えられない恐ろしさを抱くことが多い。

 個人的にはお盆時期に予定していた行事はすでに “延期” したが、まずは台風6号が収まってくれること。そして次に襲ってくる台風7号による被害が軽微であることを願うばかりだ。
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[season13┃09 Aug. 2023┃11:55 JST
┃TOKYO : ANGEL GLOW┃
iidabashi, chiyoda city.
Photographed on 03 Aug. 2022