∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ かはくのクラウドファンディング ≡≡

!!想定以上の大成功!!
『#地球の宝を守れ』
『かはく史上最大の挑戦』

 8月10日12時15分現在544,520,000円(当初の目標金額:100,000,000円)。8月7日に始まった国立科学博物館(かはく)のクラウドファンディング(クラファン)に対する支援金が、たった4日間で-あっさりと-5億円を突破した。予定されている11月5日の締切までにいったいどれだけの支援金が集まるのか、さすがかはくと快哉を叫ぶのと同時に、どこまで集まるのかなど事の成り行きが興味津々になってきた。

 旧国立の独立行政法人がクラファンを企画するというのはめったにないことなので、関係者の誰もがそれなりの金額が集まるはずと想像していただろうが、ここまで “垂直上昇” するとは思ってもみなかったのではないだろうか。
 かはくのクラファンページで「想定をはるかに上回るご支援に対し感謝しつつ、さまざまな検討にお時間をいただいております」とあるとおり、かはく自体も戸惑っているのではないだろうか。
 かはくでなければ準備できなかった貴重なクラファンのリターンも支援者に支持された要因かもしれないが、それよりも、自然科学の研究全体への応援だと捉えたい。

 それにしても、支援者が多すぎてリターン用に準備した数量を遥かに超えてしまったアイテムやイベントの多いことか。きっと当の研究者の方々も嬉しさと戸惑いが入り混じった複雑な心境になっているのではと想像している。

 今回のクラファンの動向を見ていて、日本人が、自然科学、それも「経済的な即戦力にならない科学」への注目度も非常に高いことがよく分かった。
 昨今の主流になっている「新たな国力志向」だけが科学ではないということも実践的に理解できた。稼げなくても守らなければいけない科学研究もあるのだ。

 こうなると、上野公園のかはく本館の斜め前に位置する東京国立博物館東博)でクラファンを企画するとどんな結果になるのだろうと期待したくなる。たとえ貧者の一灯であっても寄付したくなる。
──────────────────────────
[season13┃10 Aug. 2023┃13:00 JST
┃TOKYO : ANGEL GLOW┃
iidabashi, chiyoda city.
Photographed on 03 Aug. 2022