東京でも
小雪がちらついても
おかしくない季節
今、銀杏の樹が多い東京は黄葉のピークを迎えている。もちろん、紅葉が早く訪れた地域では木々から色づいた葉が落ちて本格的な冬支度に入り始めているだろうし、雪の多い北国ではすでに街全体が白い雪で覆われる日も多くなっているだろう。
二十四節季の『少雪』の節季に入った。文字通り「小雪がちらつく」季節である。晩秋から冬へと季節が進むなか、紅色や黄色から白へと街の色合いも変わっていく。言ってみれば「街のお色直し」の時期だ。
そろそろ本格的な冬支度をする時。コートなら薄手から厚手へ。ニットやマフラー、手袋などの冬小物の出番が多くなるのは確実だ。
そして忘れてならないのが鍋物やシチューだろう、酒以外で、身体の中から温めるのにこれほど適した食べ物はないのだから。この冬はどんな鍋物に挑戦しようかと思案している人も多いのではないだろうか。
さあ、冬が来た。
寒いからと言って背中を丸めることなく、北風に向かい、背筋を伸ばして歩いていよう。きっとひと味違った冬景色が見えてくるはずだ。
≡≡≡≡[season14]12:25/Nov.22/2023 -少雪-≡≡≡≡
┃GATEWAY to WINTER┃
『少雪』の節季:雪の便り。北風。鍋物。冬野菜。
Shinobazu-no-ike, Taito city.
Photographed on Dec. 07/2020