3.11から13年
地震、津波、原発事故。想定外の自然災害は、一瞬にして街が変わり、人が去り、周囲の態度が変わってしまう。被害にあった人々が絶望の淵に追い込まれるだけでなく、離れて住む身近な人々にも言いようのない不安と危機感を与えてしまう。日本に住む人なら誰もが理解していることだろう。
3.11。13年前の今日、東日本大震災が起こった。神戸を中心とした阪神淡路大震災とは比較にならないような規模の天災だった。
災害が発生してしばらくの間は何が起こったのかさえ理解できないような状態だったが、徐々に、徐々に、今何を成すべきかも分かっていった。だが、あの時に感じた絶望感や無念さや混乱、あるいは恐怖心は忘れられない。
遠くで暮らすものでさえそう感じたのだから実際に被災した皆さんにとっては筆舌に尽くしがたいものだったろう。
あの時から13年。被災地の皆さんの前向きな努力の結果、少しずつ平穏な時間が戻ってきたようだ。
原発問題を除けば、ここからの復興への歩みは、これまでとは違って “前向きな拡大と向上” に変わっていくだろう。なにしろ、「絶望の淵に立った人間が起き上がるには、何事にも前向きに向かっていくしかない」ということを知っている人たちなんだから。
亡くなった皆さんに改めて哀悼の意を表すると同時に、復興と発展に尽力している皆さんに最大限のエールを送りたい。
≡≡[season14]23:00/Mar.11.2024 -啓蟄-≡≡
┃AS TIME GOES BY┃
-Once upon a time [apartment]-
Takashimadaira, Itabashi city.
Photographed on May.02.2023