∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 何もかもが早すぎる花見の季節 〓〓

桜の花はまだ一分咲き。
気温だけはすでに夏。

 今日は暑かった。夏のように暑かった。

 そんな日曜日、私は汗だくになりながら上野や谷根千界隈の桜を探し回った。そして、分かったのは少なくともソメイヨシノは一分咲きだということと、気温が高すぎると花見どころではないということのふたつだった。

 開花宣言が遅かったせいなんだろう、上野界隈には “花見” という言葉の魔力に惹きつけられた観光客が集まり、花見の宴を張っているグループも多かった。いわゆる行楽客の多い谷根千界隈とはかなり趣きが違う。やはり、一本桜の多い谷根千界隈で花見をするのは地元民だけということなのかもしれない。

「桜の花が見たい」というより、「花見に行った」という高揚した気分に浸りたいとほとんどの人たちが考えているのか、花が咲いているかどうかは大した問題ではない。ある意味、桜は人と人とのきずな作りに欠かせないツールなんだろう。

 それにしても。

 開花宣言はあったけれど、現実的な花見にはまだ早すぎる気配が濃厚な今年の花見は様子を見て、ここぞという時にサッと動いたほうがいいかもしれない。
 個人的には、満開になるのは少なくとも1週間先。10日くらい先でも充分に楽しめそうな感じがしている。

≡≡[season14]24:00/Mar.31.2024 -春分-≡≡
┃NOW YOU'RE ON┃
-Cherry blossom 3/3-
Ueno Park,Taito city.
Photographed on Mar.09.2021