∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

靴を見れば男っぷりが分かる

昔から「靴を見ればその男が分かる」なんて言われてるよね。
確かに上質で新しい靴を履いていると自分も気持ちいいしね。オシャレ度も上がるしね。
でも、よく一流ホテルのスタッフは靴で経済力や仕事の仕方や生活状態まで判断してしまうっていうでしょ。非常に高価な靴を履いてはいるけれど、ヒールやトウの部分がすり減りすぎていたり、まったくメインテナンスしてない人をどう見るか知ってる? 「一足主義の見栄っ張り」か「本質を理解していないお気楽派」なんだ。つまり、身に付いた履きこなしじゃないって判断するワケよ。で、こういう人は「要注意人物」の仲間入りをしてしまうワケね。
テルマンは特殊だけど、骨太なところでは的を得ていると思ってるんだ。
その人の経済状態に合ったアイテムを選んで、キチンと履いて、しっかり手入れをする。ヒールを折って履いたり、汚れたままで誰が見ても「汚い」って思われるような靴を履くなんて論外。オシャレでワザとやっているんだっていう人もいるけれど、そんなの、僕に言わせればイイワケ。たとえば、鉄板の入った作業靴だって汚れてたほうがカッコいいなんてことはないんだよ。カッコいいのは「キズだらけだけど手入れはきちんとしている」っていう状態だと思うんだ。それでこそ靴への愛着や仕事や個性に対してのプライドだと思うね。
なんで今日はこんな話になったかって。そりゃ、靴磨きをしたからよ。今日は5足。汚れを落として、クリームを刷り込んで、摩擦熱でクリームが浸み込むようにゴシゴシ磨く。これを5足やったわけよ。手は黒と茶とこげ茶が混ざったクリームで汚れてるし、腕はプルプル言ってるし。
でも、これで明日からも気持ちよく歩けるぞ、って思うと満足。あー、スッキリした。