∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

眼鏡を替える

◇とうとう長年使ってきた眼鏡を替える決心をした。レンズに細かなスリ傷が入り、このまま掛け続けると乱視になりそうなのだ。事実、スリ傷の入っている左目で明るい光源を見るとチラチラするような気がする。
こうなると、以前付けてしまったフレームのキズや割れが気になってくる。これまでは「これも年輪」なんて思っていたのだが、もういけない。気になって気になって。
◇数年前と比べ、眼鏡はトレンドも販売方法もすっかり変わってしまった。
◇僕は今風のスクエアで横に長いタイプは苦手だ。どうしても顔つきがきつく見え、怖いオジサンのような印象になるのが目にみえているからだ。その上、上下の視野も妨げられそうな感じがする。
正直に言って、僕は遠近両用レンズを使っている。遠近両用レンズは視線を下に向けると読書用になるため、天地の短いものだと視野の中にフレームが入り込んでしまう。どうしても、ある程度の天地幅が必要なのだ。デザインも重要だが、見え方に影響を及ぼすようなものは、どうしても受け入れられない。気持ちが自然体で無くなりそうなのだ。
なにより、トラッド一辺倒の僕の服装には合いそうにない。しかも、髪の毛はお祭りカットである。どう想像してもしっくりといきそうにないのだ。
◇ということで、眼鏡探しである。これから長年付き合うことになるものだけに慎重になるのは当たり前だが、それ以上に気になるのは価格の変化である。従来、眼鏡は決して安いものではなかった。しかし、低価格のチェーン店がたくさん出来たため、昔からの眼鏡屋さんのシェアは減少しているという。ちなみに、横に長いスクエアタイプはトレンディで低価格なお店に多く揃っているようだ。やはり、客層の中心が若い人だからだろうか。それでも遠近両用レンズが置いてあるということだから、ある程度の年齢に達した人たちの利用もあると思うのだが。
今や眼鏡業界も家電量販店や外食産業と同じような「価格競争業界」である。
ユーザーニーズの平均値プラスアルファのデザイン力とサービスに、ルートやシステムの変更で実現した仕入れとメリットがありそうな価格が必要不可欠になっている。僕も久しぶりにそんな業界の実際を体験してこよう。
◇さあ、少し時間をかけてじっくりと次の相棒を探そう。トレンドを無視する必要も出てくるだろうし、価格的にも安くても良さそうなら挑戦する価値がありそうだし。
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