∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

夏至の日

【04:24〜19:01=14:37】


 暑い暑い夏至の日でした。夕方になってもまだ明るくて、さあ、夏が始まるぞ、なんて独り言を言いながら歩いていると、なんだか嬉しくなってしまい……。
 でも、まだ身体が慣れていないからでしょうか、日中は少し暑すぎました。もう少し馴らさなきゃってところでしょうか。
 日の出時刻に起きることは出来ませんでしたが、それでもいつもより少し早起きして、午前中は悠々と過ごしてしまうという贅沢まで楽しませてもらいました。
 

 一年で一番日照時間が長く、正午の影が一番短い日。


 明日からは少しずつ日の出の時刻が遅くなっていくとか。どちらかというと夜型人間の僕にとっては日の入りの時刻が早くならなければ「それでいいかな」なんて思ってしまいます。
 それよりも「夏が来る」ことのほうが楽しみなんです。


【いつもと違う夏至の日】


 僕の友人が話してくれたのですが、占いの世界では夏至の日は「願いの叶いやすい日」だったり「心のデトックス期間の最終日」だったりするそうです。
 また、中国では、この日に麺類やわんたんを食べてお祝いするとか。
 正確には、日にちが違いますが、北欧ではMid Summer Day(盛夏の日)というイベントがあったり、イギリスではテニスのウインブルドン大会が行われています。
 世界中の人たちが(とはいっても北半球ですが)夏至とその近辺の日を楽しみにして、お祝いしているなんて想像しただけでも楽しくなれると思いませんか。


 でも、今年の日本は違いました。


 真夏の節電に向けてと言えばいいのでしょうか。日中には「節電キャンペーン」が各地で繰り広げられました。そして、日没以降には「ライトダウン」や「キャンドルナイト」が。
 すっかり「節電モード」。自己防衛といえばそれまでですが、どこかおかしいなと思っているのは僕だけでしょうか。
 僕は「みんなで節電」という言葉を聞くと、第二次世界大戦時の「欲しがりません、勝つまでは」という標語を想い出してしまいます。
 誰もがやらなければいけないのだからやって当然。協力しない人間は「非国民」だ、というように洗脳されるのがちょっと不安です。近頃、本音はそうじゃないけれど、建前上「全員参加」や「右に習え」でないと目くじらを立てる方も多いようなので、そんな不安までもがチラッと頭の片隅をよぎってしまいます。
 

 キャンペーンの重要性も分かりますが、もう少しおしゃれでスマートにできないのかな、なんてことも考えてしまいます。
 たとえば、コーヒーハウスでは「シェスタタイム」、公共施設では「うちわの貸し出し」、公共プールは「晴れの日の午後は無料開放」。そんな企画があれば、すぐに飛びついてしまうのですが。どなたか、そんな楽しい企画で暑い夏を乗り切れるようにしていただけないものでしょうか。


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