【もうすぐ半年】
あと数日で6月も終わりを告げようとしています。
と言っても年末と違い、一年の区切りという感覚はありません。これが年末なら忘年会シーズンも一段落して「今年一年を振り返って」なんて話題で盛り上がるタイミングです。
でも、今は6月。梅雨の中休みと言うんでしょうか、今日もクラクラするほど暑いけれど、キラキラ輝く太陽の光が気持ちよい一日でした。
と、汗をかきながらも、僕は少しだけこの半年の自分の行動を反省しています。
一年のうち、半年が過ぎようとしているのに何をやってきたんだろうとか、何か忘れてきたものがあるんじゃないか、なんてことを考えてしまったんです。
仕事のことは一番の反省点です。自分で言うのもなんですが、どうにも成長がない。がむしゃらに進もうとしているのに空回りしているようで「ふがいないなあ」と思うことも。反対に、なんとかして「流れを掴んで……」と思いながら前向きに生きるしかないのかな、なんて想うことも。
【一番忘れていた事】
そう、半年間の「振り返り」です。
この半年で僕が忘れてしまっていたことがふたつありました。
ひとつは「笑い」。ちょっと気の効いたユーモアでなくても、ダジャレでもいいんです。自分で言うのもなんですが、以前の僕は「オヤジギャグ」の連発でヒンシュクを買うくらいの「ダジャレ製造機」だったと思っています。でも、ここ数年、少しずつ「笑い」から遠ざかっていたような気がしています。
よく「笑いは潤滑油」と言われます。アフターファイブだけじゃなく、職場でも充分に潤滑油の機能を果たしてくれるものだと思っていたのですが、それだけではないな、と近頃は考えるようになってきました。
僕にとってダジャレは「自分の心への潤滑油」だったんです。
身近な人に笑ってもらえるように、思いつくまま口に出していたのですが、そうじゃない。口に出すことでリラックスしていたんだな、とようやく気がつきました。
このところ、ずっと「前のめり」で生きてきて、息はしていても「心に新鮮な空気は送り込まれていなかったな」なんてことまで感じてしまいました。
で、そんなことを考えていたら、自分の心がリラックスすることで、自分の可能性や奥行きの深さも広がっていくはずと思えてきたんです。現実を直視するにしても見方があるだろう。狭い視野で見るよりも、広く柔軟な視線を大切にしなければ。そのためにも「笑い」という潤滑油が必要だな、と切実に感じるようになりました。
そうすれば、きっと自分に本当の笑顔が戻ってくるだろうし、人さまにも笑顔をプレゼントすることができる。やはり、ダジャレを忘れた僕は、本当の僕じゃなかったんです。
皆さん、恐縮ですが、これからは僕の「寒いダジャレ」にお付き合いください。
そしてもうひとつの忘れていたこと。
ここ数カ月、訳もなく何かがやりたくてムズムズすることがありました。そんな時は、いつも何かに没頭して解消していたのですが、ここにも忘れ物がありました。
そのムズムズ感、今、非常に強く感じています。
何故か判りません。でも、これまでより大きな「バイタリティ」が僕の中に入り込んできたような気がしています。このパワー、忘れないというか、逃さないようにしなければ、と強く思っています。
よく言えば、何か、想像できないような事が起こりそうな予感とでもいうのでしょうか。悪く言えば「カラ元気」かもしれませんが。
とにかく、このムズムズ・パワーを前向きに捉えて生かしていかねば……。ちょっと大袈裟ですが、僕のアイデンティティにも関わりそうな気がしています。
【あと半年で】
どうして、こんなに暑い日にこんなことを考えてしまったのかという疑問も残りますが、年末までの半年間で取り戻したいことは「笑い」と「バイタリティ」なんだ、ということを心に刻みつけた一日になりました。アッ、それと再発した「五十肩」も治さなきゃということも。
暑過ぎて頭の中のネジが弛んでしまった、では済まされない重要な再発見だったな、とひとりで満足しながら爆睡します。