∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

今日のつれづれ

【時代を反映した高校野球


 昨日からチラチラと高校野球を見ているのですが、野球そのものよりも球場の広告が気になって仕方ありません。じっと見ているわけではないので、アレッ、アレッという感じなのですが。
 というのは、少し前から見かけるようになった大学の広告をはじめとして、ミネラルウォーター、保険、太陽光発電など大震災以降の世相を反映した広告が仲間入りしているのです。
 放射能汚染から逃れたい。何かの時の安心に。節電対策。まさに時代を反映したものだな、とあっけに取られて見ています。と言っても、NHKがアップでその広告を映してくれるわけもないし、かと言って直接甲子園に行けるわけもなく。ボールの動きによってパンしていく画面を見つめているしか手がないのですが……。
 もちろん、ネット裏の「がんばろう!日本」の標語はしっかりと映っているので最初から確認できました。これも朝日新聞が使っているキャッチフレーズだということを考えると、これも広告かな、なんて考えてしまいます。


【キャッチフレーズと言えば】


 大震災以降、「がんばろう○○」とか「つながろう○○」とか「Pray for JAPAN」とか、これほど多くのキャッチフレーズがひとつのことを対象にして作られたことはなかったのでは、と感じています。それだけ、日本をはじめ世界中が東北に視線を合わせて支援体制を作り上げているということだと思うのですが、一方で、さて自分はと考えてみるとまだまだ充分ではないな、ボランティアや寄付以外に僕に出来ることはなんだろうと考えてしまいます。
 と言うのも、阪神淡路大震災の時、有名になったキャッチフレーズの中に「がんばろう神戸」というオリックスのキャッチフレーズがありました。正直なところ、あの言葉で自分の心を奮い立たせたことも何度かあったことを覚えています。


【支援と言えば】


 阪神淡路大震災の時、僕はタイムリーな支援方法の必要性を痛感しました。被災した直後の支援以上に、ある程度時間が経ち、被災した人たちが自力で復興に立ち向かいはじめてからのほうが、より一層地道で長期間の協力が必要だということをあの地震で学んだと思っています。
 被災した地域と人々が立ちあがれるようにサポートする「復旧」と、地元の人が主役になって、もう一度街に活気を取り戻す「復興」の違いをわきまえて、僕に出来ることを考えるべき時が来たな、と感じています。
 復旧もままならない時からこんなことを言うのもなんですが、それでもあえて言うと、復興の本番はこれから。「出来ること」を地元の人と話を詰めながら現実のものにしていきます。


【復興のきっかけと言えば】


 ここからは昨日のブログの訂正です。
 仙台の「たなばたさん」が以前は7月7日だったが今年は8月7日と書いてしまいました。僕の間違いです。7月に行われていたのは戦前のこと。戦後は8月でした。
 なんと僕は、ずっと以前8月の仙台で地元のおしゃれ好きな男性十数人とインタビューしたことをすっかり忘れ、7月の出来事だったと思い込んでいたのです。その時に一番丁の七夕飾りを見て「豪華で賑やかだなあ」と感じたことは覚えていたのですが……。
 仙台の皆さん、こんなおバカな僕のことは忘れて、「たなばたさん」をきっかけに未来を見据えた復興に取り組んでください。僕も出来ることがあれば協力します。


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