∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

アンビバレントな感情

【心理学的に】


 心理学や精神分析の世界には〈アンビバレンス〉という言葉がよく使われるそうです。簡単にいうと相反する感情を同時にもつこと。たとえば「苦しいけれど、幸せ」や「イヤなヤツだけど好き」というのもそうですし、「熱いけれど(火傷してもいいから)早く食べたい」という理性では解決できない感情まで含まれるそう。
 近頃、僕が気に入っている言葉のひとつで、形容詞遣いの「アンビバレントな関係」という言葉を何かと口にしている自分が「恥ずかしくもあり微笑ましくもあり」といったところです。
 で、今日の僕にはそんなアンビバレントな感情が。なんだか微妙な一日を過ごしてしまいました。


【片づける】


 今日は、いくつか片づけないといけないことがありました。ところがいつもより2時間ほど多めに寝てしまったためというか、やる気が起きないというか。まったく手つかずのまま。手に取ることもうんざり、という最悪の気分。
 その代わり、曇っている中、ご近所散歩に出かけてしまいました。図書館と本屋を巡った後、千駄木でコーヒーブレイク。ちょっと和菓子屋さんとスーパーマーケットに寄り、早くも暗くなり始めた街を自転車でゆっくりと抜けて帰宅。
 やるべきことはやらなかったけど、それ以上にリラックスしたような気分。この時間になるとリカバーしようなんて気持ちになりません。これこそ「ちょっと反省、たっぷりリラックス」でしょうか。


【ところで金融危機


 危機とはいっても僕のことではありません。僕の危機は今に始まったことではないですが……。
 ギリシャでは、ようやく国民投票回避の道筋がつけられたようです。内閣の信任も決定したとか。ようやく、世界が注目している正念場を迎えることができそうです。
 ところで、政治の世界はともかくとして、市民の皆さんはどうなんでしょう。これまでの報道から推測すると……そんなに意識は変わっていないのでしょうね。「誰かが助けて当然だろう」とか「民間の4倍近い給与体系は崩せない」と今も考えているのでしょうか。そろそろ、考え直す時だと思うのですが、いかがでしょう。アンビバレンスかどうかは微妙なところですが、「ちょっと反省、ようやく安心」というところでしょうか。本当は「たっぷり反省、しっかり前進」であってほしいのですが、そうもいかないでしょうね。


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