∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

あれから一年《次なる一年へ》

【新しい一歩を】


 天気良し。体調ほどほど。精神状態良好。財布の中身少なし。つまり、昨日と変わらない一日が始まりました。しかし、ひとつ変わったことが……。
 東日本大震災に関係することで誰かを批判すること、誰かに責任を擦り付けること、やみくもに悲しむこと、全部止めます。これからはあくまでも前向きに、少しでもいい方向に自分がどうすれば関わっていけるかだけを考えていこうと改めて決意しました。
 公けに責任を認め、納得できる形で行動を起こすべき人々もたくさん存在します。悲しみに涙が止まらなくなることもあります。しかしもう一度「人を信じたい」のです。きっと強い自責の念に駆られている人も多いはず。悲しみは喜びへのゲートウェイ。そんな気持ちであの大震災を見つめていきたいのです。
 批判することで前進するならともかく、どう考えても、批判して退場を促すことにしかならないし、悲しみに暮れていても前には進めないし。なにより自分がこの一年でどれだけのことが出来たのかを考えると虚しさが込み上げてくるし。これでは、自分の足元さえも定めることができません。
 目立ったことは何もできないかもしれません。それでも結構。自分に出来ることを確実にやっていきたいと思うのです。もちろん、これからも批判したいことが起きるでしょう。それだって解決策は見つかるはずです。そんな事象に対して発言したり行動を起こす時でも「潰す」ことよりも「正す」ことに重きを置くことこそ「名もなく声も小さい市民」に出来ることだと信じたいのです。


 ここまでの一年は想像もできなかった悲惨な状況を見続けた一年でした。これからの一年、そしてそれ以降、この大震災に関しては、怒りと涙を封印して向き合っていきます。


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