【嵐の後の……】
昨日の爆弾低気圧、凄かったですね。雨は横から降るし、風で飛ばされそうになるし。僕自身は幸いにもピーク時には室内にいた、というか「拘束」されていたので「最悪」は避けられたのですが、それでも「エライ目」に遭いました。ちなみに天気が回復した夜10時頃、渋谷駅の入り口には壊れたビニール傘がまるでオブジェのようにうず高く積まれていました。
ニュースを見ると、亡くなった方もいらっしゃるし、瀬戸大橋上で立ち往生した電車の中に7時間も閉じ込められた方もいらっしゃるとのこと。台風以外でここまで強烈な低気圧って経験したことはなかったと感じています。
そんな一夜が明けました。
眩しい光がシュパッと横から射し、高いビルをオレンジ色に染める朝。朝霞みとでもいえばいいのでしょうか。薄皮が一枚掛かったような青空も、すぐにクリアな青空に変わっていくでしょう。
『On a clear day You can see forever』
1965年に初演されたブロードウェイ・ミュージカルのタイトルナンバーです。バーブラ・ストライザンドが歌ったことでブロードウェイを飛び出し、今ではスタンダードナンバーとして多くのジャズシンガーにカバーされている曲です。邦題は『晴れた日に永遠が見える』。
僕は自分が挫けそうになった時にはこの曲を思い出すようにしています。その歌詞のなかに
how it will astound you
That the glow of your being outshines every star
『びっくりするはず。どの星よりも強く光ってる自分の輝きに』というところと、エンディングの
You can see forever and ever more
『人生は永遠に広がっている』というところが大好きなんです。もちろん、ずんずんと歩きたくなるようなメロディラインも大のお気に入りです。
もとはと言えば恋の歌として歌われていたものですが、僕にとっては元気になる楽曲。ハミングしながら歩いていると、何故か気持ちがスッキリしてくるのです。
嵐の後の快晴の今日。この歌が似合う一日になりそうです。
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