∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

大海は国際政治の渦の中に

【なぜ今、上陸?】


 日本の終戦記念日の前後に国際政治に大きなうねりが生じてしまいました。竹島には韓国大統領が、尖閣諸島には香港の民間活動家がそれぞれ上陸し、にわかに西の海が騒がしくなってきたのです。
 人気低迷のまま任期が終わるのだけは避けたい。愛国者であることを強烈にアピールしておかないと。韓国大統領の上陸はこんな気持ちからだったのだろうと想像しています。オリンピックの男子サッカーが行われる日でないと効果が半減するということもシナリオの内なんでしょう。
 また、個人に土地所有が認められていない中国で、しかも大陸からではなく香港から来たというシナリオにはウラがありそうです。つまり個人で土地所有が出来るなら「土地を求めて」ということも言えるでしょうが、所有出来ないものにあえて挑戦しするでしょうか。政府の人間ではないにしても、中国政府と濃密な関係にある人間と考えたほうが合理的ではないでしょうか。


 どちらのケースも大海原を舞台にした国際政治だと想像しているのは僕だけではないはずです。政府か、共産党が領土問題を鮮明にするために一般市民を抱き込んだのでしょう。
 日本政府の対応は今のところ方向性を示しただけ。具体的な行動と言えば二カ国の大使を相手にしたものだけです。これからどのような動きがあるのか、対応によって力関係が大きく変わること必至なだけにじっくりと注視していこうではありませんか。