∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

環太平洋選挙年

【前進の時来たる?】


 アメリカ、中国、日本、韓国。オーストラリアを除く環太平洋の主要国の首長選挙が終わりました。よくぞ、これだけの首長選びが重なったものだと感心しています。
 リーダーが決まるまで停滞していた“密な外交”が再度活発になるのではと考えるのは安直過ぎるでしょうか。単純に考えると「国がドタバタしている時に外交もなにもあったものではない」と考えるのが一般的だと思うのですが。


 日本を軸にして考えると、対日強硬論を唱えるかもしれないのは中国の習近平(シー・ジンピン)氏だけのように感じています。逆に日本との関係を好転させようとしているのが韓国の朴槿恵(パククネ)氏ではないかとも感じています。
 ちなみに選挙ではないものの、ミャンマーには自由化路線を推し進め外交力も期待できるアウンサン・スーチー氏がいらっしゃいます。
 リベラル派と保守派という大きな違いがあるものの、こんなに経験充分だけどフレッシュなリーダーが揃うことも珍しいのではないでしょうか。しかも東アジアの有力国が三カ国も揃うなんて。こで領土問題もTPP問題も活発に動き始めるでしょう。


 ところで、昨日韓国では東アジア初の女性大統領、朴槿恵(パククネ)氏が誕生しました。彼女の父は韓国の戦後の高度成長に貢献し、日本との国交正常化に尽くした後、暗殺された朴正熙(パクチョンヒ)元大統領。対して、日本の首相候補は、CIAのスパイだったのではと囁かれている岸信介元首相の孫、安倍晋三氏。何か因縁があるのでしょうか。日韓は「政治が家業」という人間がリーダーに選ばれそうです。ともあれ、庶民としては「上手くやってくれよ」の心境になっています。


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