【年中行事】
太陽が真東から昇り、真西に沈む日。気候の変わり目でもある。と、こう書いてしまうと味気なくなってしまう“お彼岸”がやってきました。春は春分、秋は秋分。気候の変わり目。桜と菊。牡丹と萩。お墓参り。おはぎ。雑節の中でも大きな意味を持つ日です。
もともと宗教上の行事でご先祖様を供養する日として定められていた名残りでお墓参りをする日としても定着しています。
特に春の彼岸は冬の寒さから解放される頃でもあり、お花見がてらにいらっしゃる方も多いことでしょう。 もちろんお供えは「おはぎ」。地方によっては、春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」と区別されているとのこと。うるち米ともち米、きなことあんこ、といった違いだけでほとんど同じものという説もありますが、季節感を大切にするためにも区分けは必要ですからね。
ご先祖様を供養し、久しぶりに集まった親戚と楽しい時間を過ごしながら春本番を満喫する日でもあり、お花見の予行演習をする日でもある日。ゆったりとした時間の流れの中で過ごしたいものです。
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