【一気に辞任へ】
昨日の深夜、ニュースサイトのトップはすべて「猪瀬都知事辞職へ」というものでした。
「とうとう来たか」というのが正直な感想。今回の疑惑が表面化して以来、猪瀬都知事のあいまいな発言が続き、「よほど隠さないといけないことがあるんだな」と想像していたのですが、最後は政治のパワーバランスが氏に引導を渡したということになるのでしょう。
それにしても、氏は疑惑への追求をノラリクラリ作戦で切り抜けられると思っていたのでしょうか。徳洲会や一水会、自民党、石原慎太郎氏などとどんな密約や義理があったとしても、あの手法では切り抜けられないでしょう。
特にトップに立つ政治家であれば、どこまでも毅然とした態度で臨まないと有権者からの信頼は揺らいでしまうはず。それくらいのことは熟知しているはずなのに……。どうして? と考えてしまいます。
辞職することで議会からの攻撃は収まるでしょう。しかし、このあとには公職選挙法や地方自治法を武器した司法の追求が待っています。テレビ中継はないものの、攻撃は激烈を極めるはず。しかも、そこで聴取されたものが多くのフィクサーへの追求要件としてひとり歩きしていくのではないでしょうか。
……。この問題、徳田元衆議院議員の選挙違反問題とワンセットで、見つめ続けることにします。
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