∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

意識を変える時

【消費税増税

 あと一週間と一日で消費税5%の時代が終わります。小売店は駆け込み需要で大賑わい。メディアは消費税対策的な話題が満載。特にここ数週間は日本に暮らす人々全員が右往左往しています。
 便乗値上げの話題もあらゆる場面で浮上していますが、同時に税込み価格を基準にした交渉で実質的な値下げを下請け企業や原材料供給メーカーに要求する企業も見受けられるようです。
 同じモノを手に入れるなら安いほうがいいと考えるのは誰しも同じ。たとえ原価は同じでも税金が上がるとなれば支払時の痛みは財布にジワジワとダメージを与えます。

 それにしてもどうして「消費税は内税で」という発想が続いているのでしょう。3%という消費税が導入された当時なら慣れない税負担で混乱を起こさないためという理由も通じましたが、そろそろ「支払い時には企業や小売店が決めた商品価格に国が決めた税金を加える」、つまり「消費税は国に収めるための代理徴収」という消費税徴収の原点を浸透させる時が来たのではないでしょうか。
 自販機や交通機関の切符など1円単位の徴収は難しいものは違った発想が必要でしょうが、小売に関してはすべて販売価格+消費税とすることで「支払い金額の行き先」が明確になるはずです。スーパーやコンビニのように支払い総額が直感的に判ったほうが買い易い場合も価格表に表示させることで公正さも増すのではないでしょうか。今もゴマ粒のような文字で書かれている店舗もありますが、その表示を少し大きくするわけです。

 「消費税は国に収めるためにシンプルに支払価格に上乗せしただけで、販売元のもうけにはならない」という当たり前のことを徹底させるには外税方式を徹底させるべきだと思っているのは僕だけでしょうか。支払い時の混乱や力関係を誇示するような不明朗な価格交渉を解消させるためにはこの方法がベストではないでしょうか。

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