∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

暖冬予報に期待

気象庁発表】

 昨日、気象庁から「この冬暖冬になる確率は50%」という発表が。寒さが大の苦手な僕は思わず「ヨシッ」と叫びそうになりました。
 苦手な理由としては五十肩が痛むとか左足の神経痛が辛いといったようにいくつかありますが、実はほかにひとつ、寒さというか雪に対してトラウマになっていることがあるのです。それは。

 実は今年の2月、東京に大雪が降った日の夜でした。僕は雪の中、東京郊外のバイパス道を車で走っていました。雪が凍り、ガタガタのアイスバーンになってしまった路面に注意しながら走っていたところ大渋滞に巻き込まれてしまったのです。30分以上ストップした後、数百メートル進み、またストップするという超ノロノロ状態。ストップはするものの前進していたため「時間は掛かっても着くだろう」程度にしか感じていなかったのですが、ある所まで来ると……。一時間たっても二時間たっても動かないんです。正直なところ「ナニコレ」です。先方に連絡を取ってかなり遅れることは伝えたものの、いったいいつ動くのか、燃料が持つのか、雪に埋もれるのでは、と初めて経験する心配ごとが頭の中を駆け巡ります。時折エンジンを切って燃料を節約しながら、夜の闇の中でボワっと白く光っている雪を見つめるばかり。かなりウンザリしていました。
 そんな時、すぐ前に止まっていた長距離トラックの運転手さんが歩いてきて話しかけてくれたのです。話を伺うとその方は新潟を出発して静岡方面まで行く途中だったようですが、ここまでに雪による渋滞で13時間掛かっているとのこと。予定通りの運行なんてとっくに諦めたようでした。途中で食料と飲み物をたっぷりと仕込み、どれだけ時間が掛かってもなんとかなるという状態にしてあるとか。ちなみに着装したチェーン以外に予備のチェーンまで持っているというのです。大型車用のジャッキやスコップまで装備は万全だったようです。
 それに比べ僕の雪対策はスタッドレスのタイヤだけ。ペットボトルのお茶と少しのキャンディ、そして10数本のタバコだけが渋滞時の備えでした。

 結論を言いましょう。僕はそのまま一夜をそこで過ごしました。動き始めたのはお昼前。ちょっと遅れますどころではありません。日付まで変わってしまいました。初めての経験でしたが、たった数キロ走るのに約14時間程度掛かりました。

 あの経験、もう二度と遭遇したくないんです。そのためには暖冬で雪が降らないのが一番。あんな所であんな経験なんて……。気象庁の皆さん、お願いです。東京に雪はいりません。暖冬を実現してください。

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