∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

明るすぎるデスクライト

【キーボードが眩しい】

 先週のはじめ、長年使ってきた蛍光灯式のデスクライトが壊れました。考えてみると約12年使ってきた仕事仲間。資料を見ながらメモをまとめ、コンピュータでデータとして整える。あるいは左にマニュアル、右に資料、中央にキーボードとモニター。そんなあらゆる作業に彼は付き合ってくれました。モニターが光らないようにヘッドの角度を微妙に調整したり、目の高さよりも少し下に蛍光灯が来るようにして目に光が入らないようにしたり。僕の机の上でコイツは「ここしかない。この首振り角度しかない」位置とポーズで仕事を支えてくれていました。
 さすがに寿命だったのでしょう。ここ2カ月ほど、急に照度が下がったり、突然消えたりするようになったため、覚悟はしていたのでまったく反応しなくなった時のショックは思った以上に軽いもの。次に何を買うかに集中しても後ろめたさはありませんでした。

 ということで、さっそく新しい相棒を探しに秋葉原ヨドバシカメラへ。想像以上に品数が多く、30分ほどクルージングし、その後売場スタッフに声を掛けました。「LEDタイプで一番明るいデスクライトはどれですか?」。そこから数十分。「LEDの場合は光束の強さよりも光の拡散度で選んだほうがいいですよ。調光機能が付いていれば書類を見る時とモニターを見る時で明るさを変えられるので目にやさしいですよ」。とにかく売場にある“明るいタイプ”例にとって次々と説明してくれました。もちろん売場は何周もしています。
 正直なところ、ここまで説明をしてくれると思っていなかった僕は「よし、ここは聞けるだけ聞いてやろう。買うのは後だ」と買い物スタンスを変更。じっくり腰を据えて聞かせてもらいました。
 そして最後は、体力負け。「これにします」と宣言した時にはこちらもほとんどの商品について説明出来るのではと思ってしまうほど。……けっこう疲れました。

 そのライトを付けて今キーボードに向かっています。ハッキリ言いますが、明るすぎました。キーボードがヤケに光っています。こんなに明るいなんて売場でイメージしていませんでした。売場自体が明るい地明かりで照らされているため、単体の明るさは暗く見えるということを計算にいれていなかったのが敗因かもしれません。
 でも、充分過ぎる熱い説明という“お金では買えない買物”が出来ただけで満足。いい買物が出来ました。もちろんポイントも溜まったしね。

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