∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

ピンクグレープフルーツ色の空

【日の出の太陽のはずが】

 登ってくる太陽が拝めればいいなと願いながら昨日の深夜に出掛け、今朝早く帰宅しました。

 そして早朝。東の空を見上げると明るくなっていましたが、雲がジャマをして日の出の太陽は拝めそうにありませんでした。朝日が引き連れているはずのオレンジ色の光の束と出会いたかったのに、出会ったのは赤く染まった空だけでした。
 最初に空を見上げた時の印象は空全体が妙に赤いでした。それもボンヤリとした赤と言うか、ピンクグレープフルーツの果肉のような色とでも言えばいいのか。雲を通した上に湿度が高いからでしょう、どこかスッキリしていないんです。
 シャキッと光りたいけれど、何かにジャマをされて地上に輝きを届けられない。そんなフラストレーションを太陽が抱えているように感じているかのようです。この赤い空を見ていて、まるで今の僕の心情を朝日が代弁してくれたのではと勝手に解釈してしまいました。どうにかして壁を突き抜けたい。しかし、壁は厚い。どうすれば突き抜けられるんだろう。そんな心情のことを麻ひも判ってくれている。勝手ながら、僕はそう信じこんでいます。
 きっとスッキリと晴れてスパーと朝日が差し込んでくる日がくるはず。そう信じて、もう一度赤い空を見上げて、不完全燃焼している自分の気持ちを心の中に押し込む。なんとも妙な朝日と出会ったものです。

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