∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

コラッ! ティッシュを出すな!

【それは勘弁してくれ】

 昨夜、寝ようとして灯りを消して数分。バサバサ、ガサゴソという音が聞こえてきました。さて寝るぞと決め、目をつむって2〜3分もあれば眠れる僕にとっては「安眠の入り口」を邪魔する雑音でした。

 何が起こったのかと起き上がってみると、短期居候中の茶ドラが無我夢中でティッシュを出しているではありませんか。
 「コラ! それはやめろって!」。豆球の薄暗い灯りの下でぼんやりと白いティッシュの山を発見した時にはさすがに「失敗した〜〜!」と思いましたが出ちゃったものはもとに戻りません。
 「オマエねえ、これはやっちゃいけないの」とキツく咎めたところ、彼はそっとコンピュータデスクの下に入っていきました。一瞬こちらを振り返った時の目は「デヘヘ、バレました?」といった目つきでした。
 散らかったティッシュを片付け、もう一度彼を探すと、コンピュータデスクの下からこちらを見つめていました。もう一度「コラ!」と諌めると、プイッと顔を背け、背を丸めてしまいました。

 少しだけ生き残ったティッシュが入っているティッシュボックスを隠して再度寝ることにしてからも彼は近寄ってきませんでした、しばらくは。どれくらい時間が経ったのか爆睡中だった僕には判りませんが、気がつくと、仲直りしようとしたのか、彼の鼻がチョンチョンと僕の鼻を突いていました。ここで無視するのも可哀想かなと思い、眠くて眠くてたまらないところを無理やり意識を戻して付き合ってやりました。

 これが「ネコのいる生活」なんでしょうか。居候中の居付きネコがティッシュと遊び、寝ている食事当番を遊び相手にするのが「ネコと暮らす」ということなんでしょうか。今度彼に聞いてみます。

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