【やっと取りました。日本語検定準一級】
午後遅く大きめの封筒が届きました。日本語検定委員会からの封書です。急いで開けてみると、そこには仰々しいとも取れる認定証と成績の分析結果が入っていました。
「認定証 準一級 平成二十九年度第二回日本語検定において頭書の等級に認定したことをここに証します」。その仰々しい認定証には隷書体でこう書かれていました。
言葉と関わりのある仕事をしていながら日本語のことがよく判っていない。もっと日本語を体系的に知りたい。漢検のように暗記中心で漢字に特化したものではなく、品詞や文法も含めて幅広く日本語についてもう一度勉強してみたい。昨年の春、そんな思いで挑戦し始めたものの惨敗。再度挑戦をと受検した今年の検定でしたが、試検が終わった時点で「来年もう一度受けよう」と思わせるような出来栄えでした。それが、結果が出てみると……。
なんと、準一級合格でした。
その認定証を見た時には正直なところ奇跡が起こったと思い、思わず大声でヨシと叫んでしまいました。なにしろ、まったく自信がなかったのですから。
冷静になってもう一度認定証を見直すと「準」がついている所が悔しくなりましたが、よく考えてみると僕らしい等級です。何事も腹八分目がちょうどいいんです。頂上に立つと、あとは降りるしかありませんからね。
実は今年の検定試検は睡眠時間2時間で受けました。しかも試検会場に集った人たちを見ると優秀そうに見える人ばかり。もうこれだけで結果が判ったような気分になりましたが、これも時の流れとわきまえ、時間を掛けて慎重に回答しました。ひょっとするとこれが良かったのかもしれません。
一年も終わりそうになった今、やっと「良き知らせ」が届きました。本当に嬉しいです。そして来年こそはというエネルギーも湧いてきました。……やりました!
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