∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

とうとう、やってくれたワ

【これだけは見たくなかった】

 昨日のブログをアップした数時間後。「かあちゃん」が覚悟はしていたけれど、実際に起ってほしくないと願っていた驚愕の行動をやってくれました。

 僕の夕食が終わり、少しのんびりしていた時間のことです。エサを食べ終わって外に出ていた「かあちゃん」が何かを咥えて飛び込んできました。
 彼女はその何かを咥えたまま、僕に向かってニャーとひと言。きっと「こんなの取ってきたよ」と自慢した後、子猫たちに「これも食べられるのよ」と教えたかったのだと思います。

 とはいっても、それを見た僕は「ウギャー」とひと言。これまでにもいろいろなモノを持ち帰ってきていた彼女だから、いつかはこんな日が来るんだろうと覚悟はしていましたが、実際に起こるとさすがに穏やかではいられません。

 彼女は小さなねずみを咥えて帰ってきたのです。

 子ねずみを床に置いた後、びっくりしたような顔つきの子猫たちを集めて、触らせたり、匂いを嗅がせたり。子猫たちはおっかなびっくりしながらも「かあちゃん」が促すままにチョンチョン、クンクン。どうも食べられるものだということは判ったようです。

 野良猫出身の「かあちゃん」は機会あるごとに、食べ物を探すワザや生き延びるために必要な慎重さなど「人間に甘えない生き方」を子猫たちに教えてきました。昨夜の子ねずみもその一環だったんだと思います。
 ちなみに、僕に自慢した一瞬は、厳しい生き様を忘れない彼女が唯一僕に甘えた瞬間だったと理解しています。

 子猫たちが「獲物」のことを理解したと判断した後、彼女は子猫たちを連れて外に出て行ったためそこから先のことは判りません。ですが、彼女が「ここで食べちゃいけないんだ」と気がついたことだけは確かだと確信しています。どうせなら、これからも「ここに持ってきちゃいけないんだ」とわきまえてくれればいいのですが。……無理かなあ。

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