∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

静かな夜です

【一週間ぶりの「おひとりさま」】

 土曜日の深夜。現在、我が家には僕しかいません。

 雨が降り続いた今週、我が家は5匹の猫たち専用の憩いの場でした。

 家の中なら雨に濡れないだろうと思い、窓を開けたままにしてしておいたのが間違いだったのでしょうか。外を歩き回って満足したら部屋に入り、わざわざベッドの上でブルブルッと身体を震わせ、ゴロンゴロンと水気を乾かそうとする輩が続出しました。
 おかげで僕は、しっとりと濡れ、土くれが散乱しているシーツで寝ることに……。起きた時にパジャマのしっとり感と、シーツがジャリジャリしているのに気がついた時の情けなかったこと。僕は自宅の自分のベッドで寝ていたはずなんです。地べたで野宿していたわけじゃないんです。

 こんな夜が続いたので、今日くらいは独り静かに、洗濯したてのシーツの上で眠りたかったんです。

 食餌が終わったあと、全猫に「今夜は外で過ごしてほしい」と噛んで含めて説明し、それでも聞き届けてくれなかったクロちゃんには強制退去してもらって「おひとりさま空間」を取り戻しました。
 静かです。深夜の運動会もありません。僕の身体を枕にして寝てしまう輩もいません。当然、寝返りを打った途端にニャーなんて鳴き声が聞こえてくることもありません。もちろん、腹をジャンプ台代わりに使われることもありません。

 では、寝ます。明日はきっとスッキリ起きられるはずです、おそらく。おやすみなさい。

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