∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ いじめられっ子のサバちゃん ≡≡

現在は膝の上で食休み中

 どういうわけかブチくんと折り合いが悪くて、近づくとシャーと脅されてばかりいるサバくん。食餌の時以外は外で生活している彼、今日もお腹いっぱいになったところで外に出ようとしていました。

 ところが出口近くに天敵のブチくんがいたのです。じっと見つめ続けているブチくん、警戒しながらそっと出ていこうとするブチくん……。
 サバちゃんはブチくんの眼力にけおされたのか、動けなくなってしまいました。
 そんな彼をコンピュータデスクまで引き寄せ、膝の上に座らせたところ、僕の太ももをムニムニ。ひとしきり甘えたあとで眠ってしまいました。

 生まれたときから一緒に暮らしている2匹なのに、どうして折り合いが悪くなったんでしょう。外が好きなサバちゃんと、家の中が好きでテリトリーにうるさいブチくんという性格の違いだけが険悪な関係の原因だとは思えませんが、猫語に疎い僕としては彼らから事情を聞くことも出来ず、ひたすら見つめ、仲直りすることを願うばかりです。

 いつもビクビクしながら食餌をし、そっと出ていくサバちゃん。そんな弱いサバちゃんが愛おしくてなりません。
 ─「世の中、大声で主張すればいいってもんじゃないからね」─

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