“ありがたい”と思うことにしよう
身を挺して命を守ってくれている医療の最前線で働いているわけじゃない。
時々刻々変化する状況に対処しようと振り回されている行政組織に属して市民や医療をバックグラウンドで支えているわけでもない。
言おうと思えば、自由にグチや批判や皮肉を言うことも出来る。
理由があって遠慮と気配りさえ忘れなければ、行きたい所に行くことが出来る。それも許可証なしで。
幸運にも、今のところ感染した気配はない。しかも、身内にも知人にも感染者は出ていない。
極度のストレスに晒されている人がいるというのに、腹回りが気になるとか、体重が増えたなんて呑気なことだって言っていられる。
眼前の敵と対峙している人がいうというのに、自堕落にも見える読書や昼寝で過ごすことが日常になりつつある。
呆れるほどの低位安定からは脱出できてないけれど、今のところ、猫と一緒に生きていけるだけの収入はある。
……。我慢することばかりでストレスも溜まっているけれど、これでも、“ありがたい”と思うことにしよう。
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