感染症と経済と社会構造。
ここからが正念場
緊急事態宣言が正式に延長されましたが、自粛要請が緩和される部分もあるとか。当然と言えば当然の判断でしょう。
とはいっても、ウイルスとの闘いが何よりも優先されていたところに、経済の復旧や復興という極めて大きな課題が本格的に入ってくることを考えると、これからの数週間のほうがより厳しい闘いになるのではないでしょうか。
たとえば戦争や恐慌のような、社会構造そのものまで変えてしまう経済崩壊が再生されるときには、従来の社会通念や業態構造に大きな変化が起こったり、棲み分けてきた線引きが消えてしまうのは世の常です。
生き残りを掛けて新たな道を歩みだしている小規模な飲食店の例もそんな構造変化の端緒と言えるはずです。また、反面教師的に利己的な利益優先を繰り返している業態に嫌気が刺して、離れていく消費者も増えていくはずと僕は信じています。
データ上では先行きが予測できる状態になったとはいえ、医療の最前線ではいまだに“先の見えない闘い”が続いていると言っても過言ではないでしょう。そんな状態からはじまる復興への道が長く厳しいものになるのは確実です。
「苦しい道のりの先には穏やかな暮らしが待っている」と堅く信じて生きていく時代が始まりました。
［0504 - 3471］
