庭代わりに使うという贅沢
実は僕、この博物館を庭代わりだと思って利用してきました。
誕生日に「自分へのプレゼント」としてメンバーズパスを買い、気が向いたときにフラッと訪れるわけです。本館、東洋館、法隆寺館など常設展会場ならいつでも入場無料だし、企画展なら年に4回利用できる特別入場券を使って入るようにしてきたのです。
そんな東博も6月2日にようやく再開しました。しかもメンバーズパスには期間延長という特別措置付きです。
行きたかった『きもの展』も会期をずらして6月末から開催されるとのこと。なんだか「僕にとっての日常」が戻ってきたような気持ちにさせてもらいました。
と、ここまでは良かったのですが、常設展であっても入場は予約制という制約が気になって気になって。自転車に乗ってフラッと行って、超が付くほどの逸品を愛でながら気持ちを浄化させるなんてことが難しくなってしまったんです。
発想が
贅沢でしょ。
ワガママでしょ。
エラそうでしょ。
不謹慎でしょ。
でもいいんです、ここだけは。自粛で縮こまっているばかりじゃ息が詰まってしまいますからね。予約制とはいっても、今なら空いていそうなので、うまくいけばフラッと出かける前にチョイと予約して贅沢な自分時間だって楽しめるじゃないですか。
……。実は今日、行っちゃったんです。コロナ・プロテクションの状態もリサーチもできたし、ガランとした本館で旧知の逸品とも出会えたし。ちょっとだけ気が晴れたようです。
［0604 - 3503］
