個々人の意識に委ねられた自粛第二弾を
乗り越えるためには
2020年7月4日。今日、東京のコロナ新規感染者は131人でした。この数字が発表された後、明日の日曜日に都知事選を控えている小池都知事は「東京都民は不要不急の他県への移動遠慮を」と事実上の自粛要請を出しました。
また、国と一致した意見として「ホストクラブやキャバクラなどの夜の街の関係者に感染防止ガイドラインの遵守」もコメントしています。
新規感染者が右肩上がりのなか、夜の街関連の関係者はますます地下へ潜って自己延命をはかり始めています。
それと並行して、緊急事態宣言の厳しさを体験してきた一般都民のなかにも危機感を本心から感じている人と、指針がないから無視しようと他力本願的に考える人。あるいはコロナより自分の生活と自己中心的に捉える人というように意識の多極化が進んでいるようです。
コロナ禍の新たな局面は、我々に新たな問題解決のための試練を与えてくれそうです。
個人的に自粛生活第一弾を大雑把に総括すると、これまで後回しにしていたことを片付けたり、整理したりすることで過ごしたというのが正直なところでした。
ですが、再度の自粛要請となるとそうはいかないはずだと感じ始めています。というのも、要請とはいっても、感染防止に努めている一般都民にとっては“お願い”レベルにしか聞こえないものになるだろうと想像しているからです。
個々人の自律心や自重心が強く求められる感染予防や拡大阻止がいかに大変なことか、今の時点で想像するだけで気が重たくなってしまいます。
未知の局面に対応することに振り回されながら、過去のやり残しや積み残しを整理整頓していた自粛第一弾と同じではないはずと強く感じ始め始めています。
そんななかで僕は、自粛第二弾は“知らなかった分野への船出の時”を目指す時になるのではと漠然と考え始めています。
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