緊急事態宣言の延長が内定し、明日2日に基本的対処方針等諮問委員会で検討後正式に発表させるという。期間は3月7日までの1カ月間になるとか。
この数日間、私の頭の中では、蔓延を一気に抑え込むチャンスを逃すなという叫びと、ある程度緩和して身動きが取れるようにしてほしいという願いがぶつかり合ってきた。
だが今は、身動きが取れないとはいってもなんとか生き残っているのだからあと少し我慢してスッキリした気分で動き回ればいいじゃないか。コロナを警戒しながらの不自由な暮らしにも慣れた身があと1カ月程度我慢できないわけはない。まずは未来が見えるような社会が戻ってくることのほうが大切じゃないか。今回の決定は明日を切り開くチャンスと捉えるべきだと納得している。
しかし、である。
あと1カ月とはいっても、国としても、企業としても、個人としても、こんな不安定な状態を維持するのは至難のワザである。
今まで同様の制限や助成でいいのか。劇的な効果を期待するためにはこれまで以上の能動的な政策が必要なのではないかと考えるべきなのではないだろうか。
一度目の緊急事態宣言と比べ、慣れと緩みが目につく今回の宣言の“延長”となると、社会全体にこれまで以上の気の緩みが出てもおかしくない。不満の爆発だって起こりやすくなる。
期間を延ばせばいいというものではない。不安と不満を払拭させてくれる“何か”がなければ収まりが付かないと考えるのが妥当と思うのだが。
発表前という今の時点では、その“何か”に期待するしかないのだろうか。
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