∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 宣言と措置が拡大される中で ≡≡

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全国知事会が提言した
ロックダウン的な措置は
検討に値する特効薬になるか

 緊急事態宣言13都府県。まん延防止措置16道府県。日本は47都道府県中の29都道府県に何らかの制限が掛かったことになる。約60%の地域だが、人口で考えればもっと高い数字になるだろう。

 感染が広がれば制限か措置という“療法”を続けてきてはや1年半。ほとんどの人が効果薄と感じているのに国や行政はいまだにこのふたつを最後の砦と捉えているフシがある。

 そんな中、今日行われた全国知事会ではロックダウン的な手法の早急な検討を国に求めたという。効果の薄れた施策ではいつまで経ってもコロナ禍の収束は望めない、次なる一手を求めるというところだろう。

 人流抑制という“お題目”が崩れ去ってしまった今、国や行政だけが出来るコロナ鎮静化の手段はワクチン接種を進めることと医療体制と基準を見直すこと、そして間髪を置かない経済支援が中心になると思うが、そこに改めて強制的な人流抑制を加えようというのがロックダウンである。
 たしかに効果はあるだろう。しかし経済と人々のモチベーションは今以上に落ち込むのも確実。しかも不満の爆発や想像以上の反発が起こるかもしれない。しかも効果は一回限り。何度も出せば今の制限や措置と同じようになってしまう。

 全国知事会では“ロックダウン的”という表現を使っているが、都市封鎖という意味で捉えれば、劇薬に近い“きつい副作用のある特効薬”であることに違いはない。
 国が最後の大勝負に出られるかどうか、あるいはそれに近い効果が期待できる新たな政策を打ち出せるか。衆議院総選挙を控えた今、大きな山場が迫ってきたのかもしれない。

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立秋』の候‥残暑厳しいなかにも秋の気配を感じ始める頃。
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