新規感染者 東京7人・全国79人
29県で確認なし
こんな時だからこそ気持ちを引き締めて
コロナ禍が落ち着きはじめて約1カ月。時々今がどういう時期だったのかを忘れてしまうことが多くなった。
そんな風潮の中で「一般人向けの3回目のワクチン接種を2カ月早めてもいい」という意見が厚労省の部会で発表された。交差接種も許されるという。
対コロナ問題と冷静に捉えれば分かり易い指針だと思うのだが、突然のことのように感じられて、発表されたことよりも「そうだ、まだコロナ禍だった」と思い出してしまった人のほうが多いのではないだろうか。
ひねくれた考え方をすれば、今のコロナ報道も「まだコロナは終わってませんよ、感染対策を怠らず、注意してください」という啓蒙ベースになっていると捉えることも出来る。
まさに「喉元過ぎれば暑さ忘れる」だが、これこそがヒトが生き抜いてきた原動力だったのではないだろうか。
とはいっても、最悪の状況をくぐり抜けてきたヒトには、同様な事態に直面しても、前回の経験をもとにすれば対処できると過信するのも“ヒトのサガ”である。
コロナ禍が一段落している今だからこそ「もう安心」と過信するのは禁物。時々でいいから最悪だった時のことを思い出して、気持ちを引き締めたほうがよさそうだ。
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[season12/1115/25:20]
『立冬』‥冬間近。小春風と競い合っていた木枯らしが冬を運んでくる
photograph:ikenohata, ueno, tokyo
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