∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 接種証明インストール完了、だが ≡≡

f:id:Yutaka_TAWARA:20191215132101j:plain

簡単だけど面倒
デジタル音痴を生む原因はここにあり

 ニュースを見てすぐに「ワクチンの接種証明」アプリをインストールした。

 とはいっても、ニュースで言っていたように「マイナンバーカードさえあれば簡単に取り込める」ものではなかった。

 マイナンバーカードのスマホ版をインストールした時と同じ、カードの接触箇所が分からず何度もトライしてしまったのだ。
 スマホがブブブッと振動して“アタリ”だと思ったら「読み取りに失敗しました」の表示がでてしまった。これが数回続いたのだが、諦めずにトライしていると、やっと「次へ」が出てきた。たしかにそのあとは早かったが、ここまででかなりイラツイてしまったのは確かである。

 しかし、しかし、である。

 いったい何なんだ、あのNFCとかVRSとかいうのは。なんとなくVRSがワクチン接種記録のデータベースだということは分かったが、NFCはわざわざ検索で調べてしまったじゃないか。フン! suicaなどに利用されている非接触型通信技術ということなら、最初から「suicaと同じです」と言ってくれればいいじゃないか。

 今の世の中、なんでも3~4文字の英字で示せば事は済むという風潮が強くなっている。それも説明なしでだ。

 よく「高齢者はデジタルものが使えないと言われている」が、本当にそうだろうか。使えないのではなく、使えるようにする簡単な説明がないから敬遠してしまっているのではないだろうか。

 たとえば、インストール手順を示す文章にたったひと言、ほとんどの人が知っている“たとえ”を交えた表示さえ付け加えればサクサクと事は進むのではないだろうか。

 パソコンが普及しはじめてから20数年。スマホが普及しはじめてから10年程度。プログラム製作者が「自分の知識こそ一般的と思い始めたらそのプログラムは失敗作」と言う“公理”こそデジタル社会推進のカギだと思うのだが、どうだろう。

 家電製品がそうであるのと同様に、デジタル・プログラムも「製作者はユーザビリティを常に意識すべし」である。
_________________________
[season12/1220/24:50]
『大雪』‥寒さが厳しくなる中、年の瀬が迫る。正月準備も始まる
photograph:nezu-jinja, nezu, tokyo
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄