すっかり影が薄くなったコロナ危機
まん延防止措置が全面解除になって以来、警戒心が薄らいだのか、街に“普通の生活感”が戻ってきた。
それに変わって人々の関心はウクライナ侵略に移っている。たしかにウクライナのショッキングな情報を毎日のように知らされると、コロナ禍が隅に追いやられてしまうのは当然といっていいだろう。
とはいっても、コロナ禍が収束したわけではない。
今日の東京都の新規感染者は7,844人。前週の日曜日と比べると1,300人以上の増加である。全国では43,000人以上の人が新たに感染が確認されている。
だが、これだけ新規感染者がいるにも関わらず、コロナ禍に慣れてしまって以前のようにビクビクするせずに、自己判断で行動する人が増えているのも確実である。まるで、コロナ禍は今も継続中だということを忘れてしまったかのような状況といっても差し支えないだろう。
どんなに人と会う機会が多い季節だからといっても、無防備になれば、すべての努力が水の泡になってしまう。いましばらくは警戒を緩めずにコロナ危機と向き合って反攻を防ぐ必要がある。
コロナ禍と共存したくなければ安易にガードを下げない。結局、これがもっとも確実な予防法のような気がしている。
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［season12/0327/25：15］
『春分』‥春の彼岸。この節気を境に陽光の降り注ぐ時間が増えていく
photograph：SUNRISE hits tokyo sky tree
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